パーキンソン病の母親を最後まで在宅でみることは可能でしょうか

相談
要介護3の母親を在宅介護しています。母はパーキンソン病です。父はすでに他界し、娘の私との二人暮らしです。父親は脳卒中をおこし、長く入院した後にそのまま療養型の病院でなくなりました。お世話になった病院のことを悪くいいたくはありませんが、あまりよい環境ではありませんでした。そんな父の姿をみているので、母は最期まで在宅で、と思っていました。

しかし、これからさらにパーキンソン病がすすむと、在宅介護でみれないのではないかと不安です。私は仕事もしており、ずっと家にいられるわけではないので、家を空けている間になにかあったら、といつも不安をかかえています。定期的にショートステイを利用し、デイにも通っていますが、自宅に母が1人になる時間があります。そのときになにかあったらと思うと、いっそ介護施設へ入所したほうがいいかも、と思ったりしています。

パーキンソン病でも最後まで在宅介護でやれるものでしょうか?またターミナルに近くなってから施設入所というのは現実的に可能でしょうか?アドバイスよろしくお願いします。

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回答
お仕事をされながら、要介護3のお母様の介護を続けられているのですね。お母様のことをとても大切にされているのだなと思います。
「パーキンソン病でも最期まで在宅介護できるか?」というご質問ですが、正直にいいましてとても答えにくい質問です。

お母様の年齢が年齢が比較的若ければ、パーキンソン病の進行によってさらに介護度が重くなることが考えられます。その場合に一番困るのが食べ物の飲み込みが困難になることです。唾の飲み込みも悪くなるので、それが気管支に流れ、そのため誤嚥性肺炎になりやすくなります。中には痰の排出のために気管切開をする方もいます。

薬のコントロールがうまくいっていたり、すでにお母様が高齢であれば、パーキンソン病の進行についてはあまり神経質にならなくてもよいかもしれません。しかしこれについては病院の担当医に予後の確認をしてください。私は医師ではないので、これ以上のことはここではお答えできません。

極論すると、在宅介護サービスを最大限上手く利用すれば、最期まで在宅介護することは可能です。しかし、お母様の状態によってはお仕事をしばらく休む必要がでてくるかもしれませんし、娘様の身体的・精神的負担はかなりのものになります。

加えてもう一つの質問の「ターミナル近くになってから施設入所が可能か」についてですが、これは現実的に難しい場合が多いと思われます。ターミナル=終末期の判断は主に医者が行いますが、その頃にはとうぜん医療的なかかわりが必要になります。積極的な治療をしなくても医師や看護師のかかわりが必要になります。その状態で受け入れてくれるのは、私の経験でいえば介護療養型病院くらいです(お父様が入られていたところと同じ種類の施設です)。

また、その療養型病院に限らず、入所申し込みをしてすぐに入れる施設はほとんどないと考えておいたほうがよいと思います。しかし、その中でいちばん可能性があるのは有料老人ホームです。看取りが可能な老人ホームでもすでにターミナル期に入っている方を入居させるのは躊躇すると思います。ですが、事前にそういった相談をしておいて、いざとなったときに対応してくれる老人ホームを探しておくことはできるかもしれません。

病院の担当医やケアマネージャーさん、利用している介護事業所の方と相談を重ねながら、お母様と娘様双方にとってよりよい形を探っていってください。関係者全員が娘様の味方です。また施設に入居したからといって姥捨て山のように考える必要はまったくありません。週末だけとか、月に数回とか、自宅に外泊して過ごすことは可能です。施設と自宅を行き来する生活ができることを念頭においていてください。

私がいぜん勤務していた老人保健施設では、毎年冬の寒い時期だけ入所する利用者の方がいました。春から秋までは自宅で生活し、冬になったら入所するというパターンができていました。
そういった形で利用できる施設を探すのも手かもしれません。介護することに強い負担感が続くとよい結果は生みません。うまく制度を利用し、できるだけ楽な方法を選んでください。
あまり良いアドバイスができませんでしたが、また何かお聞きになりたいことがあればいつでもご連絡ください。

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