「逃げ恥」にはまったことと主夫を選んだ理由

垣結衣・星野源が主演のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が面白くて1話から7話までみてしまった。僕は日本のテレビドラマを見ないことをささやかな誇りにしていたのだが(理由?単純につまんないから)、それがもろくも崩れ去った。男らしくなく言い訳をすると、子どもを夜寝かしつける時に暇つぶしになるものがほしかったのです。

この「逃げ恥」は新垣結衣の可愛いいところさえみられれば、あとはどうでもいいドラマである。こんなことをいうと身も蓋もないと思うが、そういう目論見で作られているだろうし、その目論見が的中しているんだからそれでいいのだ。

ドラマをみていない人向けに説明すると、女性と付き合ったことのない独身サラリーマン”津崎平匡”こと星野源のところに職なし”森山みくり”こと新垣結衣が転がり込み、住み込みの家政婦として働くという話。家事代行の仕事をするだけの「契約」結婚なんだけど、2人の間に恋愛感情が芽生え・・・、みたいなドラマ。誰からも後ろ指さされない、破綻のない、ストーリーなんてあるようでない、どこにでもあるラブコメである。

だがそれでいい。ガッキーをみることが出来るなら、誰も文句なんて言わない。僕もその意見に一票。

介護現場の男は草食系が多い
このドラマのベースにあるのは仕事として家事=主婦業をするという話である。どこかのフェミニストがみたら目くじらたてて抗議されそうだ。「あんなもの女性蔑視の最たるものだ」、なんて言われかねないんじゃないか。住み込みの家政婦業、しかも偽装とはいえ簡単に夫婦になっちゃう設定である。家政婦業を貞操つきで差し出している、みたいなところをつかれても反論できない。

もちろんほんとに貞操を差し出すドラマをゴールデンタイムに流すとしゃれにならないので(そういうのは昼ドラ担当である)、星野源は超奥手の男性という設定になっている。逆に新垣結衣のほうが男の家に転がり込んだりと、肉食系に近い。

このドラマの男女関係は介護現場のそれに近い気がする。介護現場で働く男性の傾向を一言であらわすと「草食系男子」だ。その反対に介護現場の女性はどちらかというと「肉食系」が多い傾向がある。女子校に何を間違ったか男の子が紛れ込んだ、みたいな世界なのだ。どこぞのライトノベルの世界だ。まあ現実の介護現場はライトノベルの世界からは程遠いんだけど。

訪問介護、いわゆるホームヘルパーの仕事に就いている男性も少なからずいる。彼らは相手の家に住み込みこそしないが、買い物、食事作り、食器洗い、掃除、洗濯、ゴミ出しなど家事全般をこなす。利用者からその対価としてお金をもらう。家事代行を契約で行っているのだ。

僕のケアマネとしての経験上、仕事は男性のほうがきっちりする印象がある。決められた箇所、決められた時間きっちり。それにあまりしゃべらない。女性の場合はどうしてもおしゃべりが入る。慣れてくるとまるで「実の娘」になったみたいな言動が多くなる。どちらがいいかは利用者次第である。

偽装結婚に男性介護職どうですか
僕は男女の性差による職種の住み分けは必要だと思う。職業に就くチャンスは法律で保証されるべきだと思うが、現実問題はまた別である。社会が男性に求めているのは、フィリップ・マーロウ的価値観なのだ。「タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きている資格がない」というあれである。

つまりマッチョな価値観である。僕はこうした社会的に押し付けられる(期待される)価値観への反抗心が強いほうだと思う。だからというわけではないが、家計の総収入が変わらないんだったら、妻がメインで働き、家事や育児を夫である僕がしてもよかろうと思ったのだ。そしてそれを実行した。ちなみに僕のところは偽装結婚ではない。

ドラマでは男性サラリーマンと家事代行をする女性が偽装結婚しているが、男女の役割を反対にしてもいいじゃないかと思う。仕事する女性と、その生活を支える家事代行の男性。これならフェミニストから攻撃されることはたぶんない。

男性の介護職は親切で細やかで、奥手の草食系が多いと思うから、偽装結婚の主夫に向いていると思う。ドラマでは家事仕事の月給が19万4千円だった。介護職としては下手な施設に勤めるより多くもらえるのではないか。夜勤なし、家事代行のみでこれだけの給料なら、こういう働き方もありだと思う。いやまじで。

だから女性が家事代行+世間体としての結婚(偽装結婚)を考える場合、雇うなら男性介護職が狙い目だ。ひと月19万4千円支払えるなら、求人に困ることはないと思う。よりどりみどりである。男性介護職は奥手だから貞操の危機もない(もちろん保証はしない)。

みくりと平匡の恋のゆくえは?
日本のドラマに限らず、ドラマというのはご都合主義である。新垣結衣みたいな可愛い女の子が住み込みで働かせてくださいというわけないとか、1週間に一度ハグの日なんてそんなおいしいことあるわけないとか、新婚旅行という社員旅行に行って、相部屋になってさらにベッドが一緒で、さらにさらに男女が一晩過ごして何もないなんて現実じゃありえないだろ、とかとか、ツッコみたい気持ちは分かる。

でもそんなことをいちいちツッコんでいると、ドラマが成り立たない。何度も言うが、これはガッキーが画面にうつっていればそれでいいドラマなのだ。その意見に2票。

もし僕が家事代行業の夫としてガッキーとひとつ屋根の下に住むことになったら、と妄想してみる。僕も元男性介護職なので草食系男子である。だから貞操を守る保証はできる、・・・できれば、・・・できかねる、・・・できないかも。できない。

ということで次の回が楽しみである。僕はラブコメを楽しみにするようなヤワな男になったのか?いや、主夫になっただけだ。そう、なんでもものは言いようである。

まあとにかくガッキーは可愛いですよね。

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