辺境としての介護
医療・介護の問題をもっと身近に
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2016.12.23
社会的疎外感、あるいは主婦はなぜランチに集まるのか?
僕がいま住んでいる家には小さい庭があって、そこに洗濯物を干している。でも日当たりが悪く、とうぜん洗濯物の乾きが遅い。これは主夫として死活に関わる問題である。曇りの日は気が重くなる。屋根がないので雨…
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2016.12.21
主夫の常識は世間の非常識
こないだ3歳の娘と近所の公園に遊びに行ったら、60代くらいのおばちゃんが娘に声をかけてきた。「お父さんが休みの日はお母さんを休ませてあげないとね〜」。これだけだといまいち文脈が伝わらないかもし…
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2016.12.18
映画で考える赤ちゃんと要介護老人の共通性
前回は赤ちゃんと要介護老人の共通性について書いた。生物学的にみると赤ちゃんと要介護老人は違う。社会的にみても違う。経済的にみてもやはり違う。でも僕は感覚的に両者に共通するものを見出す。そう、感性的…
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2016.12.08
0歳の赤ちゃんと要介護5の老人
一人目の子どもが産まれた時、僕はバリバリの介護職だった。家の外ではジジババの食事、排泄、入浴の介助を行い、家の中では赤ちゃんの食事、排泄、入浴の世話をしていた。一方では人生の終わりを生きる人間をつ…
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2016.12.06
初産で寝込んだ話
はたして助産院で妻の出産に立ち会った夫が世間にどれだけいるのか知らないけれど、これはなかなかの経験である。僕は2回も経験してしまった。人がわざわざ助産院で出産することを選択する理由はいくつかあると…
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2016.12.04
出産のおともはゴルフボール
子どもはどこで産みましたか?僕には子どもが2人いるが、2人とも助産院で産まれた。縁がなかったのでそれまで知らなかったのだけれど、出産場所としての「助産院」は全体のたった1%しかない。僕と妻はかなり…
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2016.12.02
3歳児の育児負担を要介護度で換算する
僕は現在8歳の男の子と3歳の女の子の育児をしている。妻は仕事で一日中いない。ゆえに子どもたちと一日中べったりである。正直つかれる。夜中に一人で皿洗いをしていると、涙がこぼれそうになる。そんなとき…
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2016.12.01
今回は育児とは関係ない話
僕はケアマネの仕事と並行して介護認定調査員の仕事をしていた。介護認定調査員とは要介護度を認定するときに必要になる書類を用意する人である。この書類には調査員が老人の身体状況、認知機能、生活状況を聞き…
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