排泄介助は介護の基本

CSLabは介護施設入居中の方と、そのご家族が一緒に外出する機会が多く持てるよう支援しています。重度の介護が必要になればなるほど、外出機会が少なくなっていきます。しかし、そんな方ほど、家族と一緒に過ごす外出する時間が大事になるのです。これは要介護者本人や家族ばかりでなく、介護施設にも日々の業務に意味を与える良い機会になるのです。

介護は生活の動作場面ごとに食事介護、入浴介護、排泄介護、更衣介護、移動介護などと呼ばれます。連続した生活の中に介護はあるので、本当はそれぞれが独立しているわけではなく、すべて相関しています。しかし、CSLabが提案しているのは、施設の入居者を家族の手で外出させるために必要な介護技術です。プロなみの広範な知識や深い技術は必要ありません。数時間〜数日の外出ができればよく、そのために家族が身につけておくべきケアの知識と技術に絞りました。それが①「排泄介助」、②「移乗介助」、③「認知症の理解」です。これら3つのカテゴリーの介護技術を身につければ、介護が必要な方との外出はけっして難しいものではありません。ここではまず排泄介助についてみていきたいと思います。

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排泄ケアの基礎的知識

私たち人間はかならず排泄します。体に不要になった老廃物を尿や便の形で対外に排出します。尿なら1日数回、便は個人差があり、毎日〜数日ごとです。排泄介助など人にされたくないですし、できればしたくもないと思います。排泄は他人に一番見せたくないことの一つでしょう。しかし、隠したい部分のケアは介護の基本です。介護を始める上で、排泄は一番の難関であり最初の難関でもあります。だからこそ、排泄についてよく知っておく必要があるのです。

とは言っても、「孫の結婚式に連れて行ってやりたいけど、排泄を失敗しないか」。「親族が集まるから1日だけでも家に連れ帰りたいけど、オムツ交換の方法がわからないから無理」。こういった心配は多いと思います。施設にいてオムツまでしている人間をわざわざ外出させなくてもいいじゃないか、と思う家族の方が多いのも無理ありません。

排泄介助の知識と技術は、大変役に立ちます。要介護者のためにはもちろんですが、自分自身にも役立つのです。将来自身が要介護者になったとき、介護者の負担を大幅に減らすことができるからです。正しい知識とちょっとしたコツで排泄の問題がクリアすれば外出のハードルはぐっと下がります。まずはここから習得していってください。

・人から排泄の介護をうけるということ
・排泄のメカニズムを知る
・自然(トイレ)排泄の意義を知る
・オムツ排泄のデメリットを知る
・下剤の基礎知識
・家族は無理して介助する必要はない