介護の知識

実は一生モノの知識と技術です


介護の知識と技術は、老人介護のためにいやいや身につけるものではありません。介護の知識・技術は人間の生理学、心理学、運動学などが関連しています。人間の見方の幅がひろがること間違いなしです。また、将来、自分自身に介護が必要になったときにたいへん役にたちます。おそらく今想像している10倍以上は。100歳になっても自力で起き上がれる方法を学ぶわけですから。



家族が身につけるべき介護の知識・身体介助の方法

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「一日のうちで、大きい方の便意をもよおすのはいつが一番多いですか?」この質問に答えられたら、あなたはすでに排泄介助の真髄に近づいています。そこに生理学的な知識を少し勉強すれば、「トイレで座って排泄すること」の重要性が理解できます。そしてもし機会があれば仰向けに寝たまま「うんこ」をしてみてください。介護の基本は「自分の身体に聴いてみる」、そして「自分の身体でやってみる」なのです。

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移乗の介助

移乗介助は重労働だと思われています。たしかに技術を使わずに人ひとりの身体を横にむけたり、椅子に座らせたりするのは大変な力が必要になります。しかし、人はただの「水がつまった袋」ではありません。人の動き方の基本を知り、力学の基礎的な知識があれば驚くほど簡単に移乗介助ができます。そして移乗介助に一番大事なのはテクニックではありません。この人がやってくれるなら動いてもいい、と思ってもらう相手との関係性だったりするのです。

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認知症の基礎知識

認知症は進行性の脳の病気で、一度発症したら人格が壊れていき、自分ではなくなってしまう恐ろしい病気。若年性の認知症は確かにそうだと思います。しかし、多くの高齢になってからでてくるボケ(認知症)はそれほど恐れるようなものではありません。恐れるべきは、生理的なボケを許容できない私たちの社会のほうではないでしょうか。認知症は発症の背景になる因子が非常に多様で、かつ複雑なので簡単に理解できるとは限りません。医療からみた認知症、介護からみた認知症、両方の見方をもてるハイブリッドになりましょう。





おさえておくべき介護施設の種類とその違い

介護保険施設(特養、老健)

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特別養護老人ホーム(介護保険法では介護老人福祉施設)は要介護認定を受け、在宅介護が困難になった方が入居する介護保険施設です。多床室であれば、もっとも月々の料金をおさえることができ、24時間の介護が提供される「老人ホーム」なので、都市部では入居待ちが発生しています。
介護老人保健施設は医師、看護師、リハビリ専門職が配置されているのが特徴の介護保険施設です。建前上は在宅復帰を目指していますが、実際に在宅復帰している方は少なく、他施設の入居をまつ待機施設の側面があります。

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サービス付き高齢者向け住宅

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サービス付き高齢者向け住宅は主に民間の営利企業によって運営される「相談員と緊急連絡つきのマンション」です。介護関係者の間では「サ高住(さこうじゅう)」などと略されます。介護保険施設ではないので、要支援から入居できます。サ高住で介護が必要になれば、在宅介護サービスを利用することになります。ほとんどのサ高住では中度以上の介護が必要になると退去を検討せねばなりません。介護サービスが提供されないかわりに、昼間に建物の玄関が施錠されるようなこともないので、自由度の高い生活を送ることが可能です。

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有料老人ホーム(介護付き、住宅型)

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有料老人ホームは施設に介護職が常駐する「介護付き有料老人ホーム」と、住居と食事サービスのみを提供し、介護サービスは原則外部から供給(在宅介護サービスを利用)する「住宅型有料老人ホーム」に分かれています。「健康型」という類型もありますが、要介護の方は入居できず、また数も非常に少ないので除外して考えます。
以前は高額な入居一時金が必要でしたが、最近は低額か、入居金を設定しない物件も増えてきました。その分ホームによって設備、サービス内容の差が激しくなり、ケアサービスの提供方法も複雑怪奇化しています。一般の方にとって最適な有料老人ホームを選択するのは非常に難しくなっていると思われます。

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グループホーム・その他

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介護保険法におけるグループホームの正式名称は認知症対応型共同生活介護と言います。同じ市町村に住所がある人のみが利用できる地域密着型サービスの1つです。認知症と診断を受けた方で要支援2以上の方が利用できます。特徴は定員が最大18名と少ない点です。1ユニット(フロア)は9人までで構成され、入浴や食事、排泄などの介助を受けながら共同生活することを理念とした介護施設です。
本人の収入額、資産額によりますが、同じ収入なら月々の料金は特養や老健といった介護保険施設よりも高額になることが多いです。注意すべき点は、重度の介護が必要になったときに施設がどのように対応するか確認しておくことです。

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